こんにちは ぽりん(@ponpori1919)です。
今回は、優待をたくさんとる方法として
よく使われるクロス取引について
実際の注文の入れ方について説明します!
手元の資金を有効に使って優待を取得できる方法ですので
これから始めたいという方に参考になれば嬉しいです♪
動画はこちらです。
ランキング参加しています。
クリックしてくださると嬉しいです!
クロス取引とは?
まず、クロス取引について簡単に説明しておきます。
クロス取引…信用売りと現物買いを同時に・同じ株数発注する取引
株を買うとなると普通は、自分でお金を出して株を売買することになります。
これを現物取引と言います。
しかし、株式取引には証券会社のお金や株を借りて売買を行うこともできます。
これを信用取引と言います。
信用売り…証券会社から株を借りて売る取引
現物買い…自分でお金を出して株を買う取引
つまり、クロス取引は、信用売りと現物買いを同時に同価格で発注し、
価格の変動による損失をなくすことができるので
優待取得目的にしばしば使われます。
そして優待権利が確定する日(権利確定日)の翌日の
権利落ち日に持っている現物の株を返す(現渡)ことで
クロス取引は完了します。
クロス取引のメリット
現物株保有で起こる値下がりリスクがなく優待をもらうことができる
もうコレに尽きます!!
優待を取ることのできる権利確定日を過ぎると
株が売られるため、株価が下がることが多いです。
そのためもし現物の株を買って持っているだけだと損失が出ることが多いです。
しかし信用売りは現物株とは逆で株価が下がったときに利益が出るのです。
クロス取引をして同じ価格で同じ株数の信用売りと
現物株の注文を出している場合、下記図のように
現物株の損失と信用売りの利益が相殺されます。
また、同じ月中に現渡しして取引を完了させ
次の月にはお金が戻ってくるため
手元の資金で効率よく優待を取れるのも魅力的です。
現物株だと権利落ち日に損失があるとなかなか売れませんが、
クロス取引にはそうしたことがないので同じ資金を次月に使えます。
厳密には信用取引は一般信用、制度信用と2種類ありますが
ここでは証券会社の在庫を使う
一般信用取引について説明しています。
クロス取引のデメリット
①信用売りの株を保有してる間、金利がかかる
信用取引には株やお金を借りる取引のため、保有している間金利が発生します。
金利は株を借りた日数と株価によって計算されます。
(SBI証券の場合年利3.9%)
計算がわかりにくいので、具体例出してみます。
例えばフジッコの株を100株、
株価1,880円で22日借りると金利は441円かかりました。
(貸株料のところを参照)
長く借りると金利が優待の金額以上に
なる場合もあります。在庫状況を見ながら
出来る限り短く借りるのがオススメです。
②証券会社の信用売りの在庫がないと優待が取れない
信用売りをするには証券会社から株の在庫を確保する必要があります。
この在庫がないと信用売りがそもそもできないので
人気の銘柄では競争が激しいです。
③配当はもらえない
現物買いの場合権利確定日に株を保有していると
配当がある銘柄の場合は配当がもらえます。
信用売りでは株を証券会社から借りて売っているということになり
自分では株を保有していないので配当はもらえません。
逆に支払う必要があります。
クロス取引においては
現物保有のものに対し配当が入るのですが
信用売保有分は配当落調整金として
後日口座から支払いをしているので
差し引きゼロです。
クロス取引の注意点
①株取引の経験がないと信用取引ができない
信用取引自体は現物株より複雑な取引のため証券口座とは別で審査して
信用取引用の口座を開く必要があります。
そのため全く株式投資の取引経験がない人はすぐに始められません。
十分な株式投資経験があることを
審査要件としている場合がほとんどですが
株式投資を始めて1年くらいからであれば
比較的審査に通りやすいのではないかと思います。
②未成年口座は信用取引の対象外
先程のお話と重複しますが
信用取引は一定の経験が必要になるため
信用取引用の口座の開設を18歳以上を対象としています。
もし18歳以下の子供の口座でも優待が欲しいという場合は
現物株での保有となります。
1分で完結!クロス取引の発注方法
ここではSBI証券アプリを使った操作方法を解説していきます。
【権利確定日前にやること】①信用売りの発注
①銘柄検索
SBI証券アプリを立ち上げ
銘柄検索をクリックし注文を入れたい銘柄を調べます。
ここではコメダの100株のクロス取引の注文を入れていきます。
②取引発注画面に入る
取引ボタンをクリックし、
信用取引のところの信用新規売りをクリックします。
③必要事項を入力
赤枠の通り必要事項を入力後発注をクリックします。
④発注内容を確認
左の画面が出れば発注完了です。
注文内容は未約定一覧から確認可能です。
【権利確定日前にやること】②現物買いの発注
①銘柄検索から発注画面に入る
信用売りと同様に銘柄検索して、発注画面に入ります。
現物取引の現物買をクリックします。
②必要事項を入力
赤枠の通り必要事項を入力後発注をクリックします。
④発注内容を確認
左の画面が出れば発注完了です。
注文内容は未約定一覧から確認可能です。
信用売りと現物買い注文を入れることができると
ひとまず完了です。
【権利確定日15時半以降にやること】③現渡の発注
権利確定日の15時半を過ぎると
権利が確定するので忘れず現渡を行います。
①現渡したい銘柄の信用建玉の画面に入る
左のように口座管理から信用建玉をクリックすると右のような画面になります。
ここで赤枠のところをクリックします。
②必要事項を入力
赤枠の通り株数を入力後発注をクリックします。
④発注内容を確認
左の画面が出れば発注完了です。
注文内容は未約定一覧から確認可能です。
クロス取引発注の際の注意点
①発注は株式市場が閉まっている間に行うこと
クロス取引は同じ価格で信用売りと現物買いの注文が成立するように
することが何より大切です。
そのため株式市場が閉まっている
平日11時半−12時半、15時から翌営業日の9時、土日祝
に発注を入れるようにしてください。
②現物買い注文の入れ忘れがないように要確認
信用売りの在庫確保が大切なので先に信用売りの注文を
入れることになりますが、
うっかり現物買いの注文を入れることを忘れることがあります。
入れ忘れて注文が約定し、
権利確定日まで気づかないと現物株を保有してないため
金利だけ取られて優待がもらえないということもあります。
そのため注意が必要です。
予め注文照会で同じ株数の注文があるか確認する
ことをオススメします。
正直これは何度かやるミスです。。
また権利確定日が15日、20日の銘柄の場合、
現渡しのし忘れにも気をつけましょう!
YouTubeチャンネル始めました!
株主優待を実際に使った動画をメインに投資、ポイ活など
日々の生活に役立つ情報をお届けしていくチャンネルです。
登録よろしくお願いいたします♫
コメント